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第六回
ある人と偶然の再会をしました。その人は、僕がこの世界に入ってすぐに知り合った1人の女性。そのころの私は仕事もなく、金も無いうだつが下がりっぱなしの男。 彼女の仕事はカメラマン。よく一緒に食事をしてはお互いの夢、趣味や恋愛感など、様々なことを語り合ったものです。よく笑い、笑顔が印象的で素敵な人でした。彼女の笑顔を見ていると自らもすごく落ち着く感じがしました。それからお互いが少しずつ忙しくなり、月日が経つごとに会う機会も少なくなり、たまに会っても仕事で撮影をしてもらうぐらいでした。
そんな中、ちょっとした事件が起こりました。あるとき『公衆電話』の文字の着信が入り、誰やろか……と思いながらふと電話に出てみたら、久しぶりに彼女からの連絡。なぜに公衆電話から? と問いただすと、会って話がしたいということでした。改めて聞くと「携帯電話を落としてしまったらしくて……電話帳にはなだぎさんの連絡先も入ってるし、もし変な電話やメールで迷惑が掛かることがあれば私のせいです。ごめんなさい……」とのこと。今思えば誰にでもあるミスだし、落とした本人が一番ショックなはず。しかしあのときの私は、仕事がら携帯にいろいろな有名人の連絡先が入っているはずの彼女の責任感の無さを責めてしまった。悪気を感じたのか、彼女は泣いていました……。ただ一言「大丈夫やから」と言えないまま、何も言葉が出てこず、泣いている彼女の電話の向こうで黙ったままの私。最後に「ごめんなさい」と一言。彼女の言葉が耳に残ったまま、それでも「うん」としか返せませんでした。
それ以来彼女とは疎遠になってしまいました。自分の気持ちとは裏腹なことしかできなかったあのころ。一番落ち込んで泣いている人の側で、何もできない自分。夢を持ってこの世界に入ってきました。たくさんの人に自分の笑いを伝えたくて。笑顔になってほしくて。でも、一番肝心なときに笑顔になって欲しい人すら笑顔にできなかった自分の器の小ささに落ち込みました。
時を経て、偶然にも再会。彼女の笑顔を見た途端涙が出そうでした。多くは語りませんでしたが、ただ「あの時はごめん、ありがとう」と一言言えたことが、少し自分が大きくなれたようで嬉しかった。
先日、プラン9コントイベント『ウルグアイから来た男』が大阪、福岡、東京と、すべての公演が終了いたしました。その東京公演のときだけに参加したウルグアイ男役の芸人のこが、美術大学に行ってたと言うので、打ち上げの席で似顔絵を書いてもらう運びに……まずは浅越。そしてでき上がり……ん? まずは……ん? ん? ……浅越?? ……。でき上がりのクオリティを見てもらえればわかると思いますが、このあと彼が全員から攻め立てられ、似顔絵大会は1人目で終了したことは言うまでもありません……。美術大学といえども、様々な幅があるんですね~。まったくうまいのか下手なのか、ややこしや~。

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1970年10月9日生まれ。大阪府堺市出身。
お笑いユニット「ザ・プラン9」一員。
第5回R-1ぐらんぷり(2007年)、
第6回R-1ぐらんぷり(2008年)二連覇。
『のだめカンタービレ最終楽章 後編』 絶賛公開中!!
【ザ・プラン9 イベント情報!】
『ザ・プラン9 結成9周年記念イベント~プラン9って9人じゃないんですか?~』
日程:9/19(日)21:00開演
会場:なんばグランド花月
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